ジャスパー動物病院

１２月は臨時休診及び年末・年始休診があります

●１２月９日（火）は臨時休診です。

　１０日（水・定休）とあわせて２連休になります。

●１２月２９日（月）から１月３日（金）まで年末・年始休診です。

　１月４日（日）から通常の診療です。

１２月は寒くなりそうです。寒暖差に注意しましょう。

　１１月は平年よりも気温がやや高く、地域によっては紅葉の始まりが遅かったようです。

　長期予報では１２月は平年並みの寒さになりそうなので、１１月との温度差が、より寒く感じさせるかもしれません。

　特に深夜から早朝の冷え込みが厳しい日も予想されますから、体調管理には十分注意しましょう。

　例年、１２月は暖房の利用が本格的に始まる時期です。

　暖房された暖かい室内で過ごすことが多い冬季には、暖房が無い廊下や寒い屋外との寒暖差が大きくなりがちです。

　この寒暖差が体調に影響する可能性があります。

　特に心臓病などの患者さんには負担が大きくなる恐れがあります。

　異常を感じられたら、早めにご相談ください。

西宮市内でもヒトのSFTS感染症例が発生しています

　これまでにもお伝えしてきましたが、マダニから感染する、ヒトの「重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 」症例が、西宮市内でも確認されました。

　今年はヒトのSFTSの国内症例数が過去最高を更新しており、身近な危険として認識する必要があります。

　SFTSはヒトも死亡する恐れがあるため、厳重なマダニ対策をお勧めします。

　SFTSの死亡率はヒトで約２０%、イヌで約３０%、ネコでは６０〜７０%にのぼります。

　また、飼い主さんがマダニに噛まれなくても、イヌやネコなどの家庭動物がマダニによってSFTSウイルスに感染してしまうと、さらにその動物から飼い主さんにSFTSウイルスが感染する症例も確認されており、動物のマダニ対策は飼い主さん自身のためでもあります。

　マダニの被害は冬季を含めて１年中可能性があります。

　効果的なマダニ対策については、早めにご相談ください。

フィラリア予防は確実に継続しましょう

　１１月は月末まで最高気温が１７〜１８℃を記録し、フィラリア感染の原因である蚊が活動可能な条件を満たしていました。

　フィラリア予防薬は蚊に刺されてから１ヶ月後に投与する薬剤です。

　蚊がいなくなって1カ月後までは投薬の必要がありますから、１２月末まではフィラリア予防を継続する必要があります。

　フィラリア予防を確実に実施しましょう。

　※ネコのフィラリア予防もお気軽にご相談ください。

ノミ・マダニの寄生にご注意ください

　ノミの被害を受けた動物が来院されています。

　冬季には動物たちも暖かい室内で過ごすことが多く、結果的に動物に寄生したノミやマダニなども寒さを凌ぐことができるようになります。

　そもそも、ノミやマダニは暖かい動物の身体に寄生するため、冬季でも生き残っている可能性が高いのです。

　西宮市を含めて阪神地区の気候では、北海道や東北の冬と違い、気温が氷点下になることも積雪や氷結もほとんどありませんから、ノミやマダニの寄生は冬季でもあり得ます。

　また、前述のとおり、西宮市内でもヒトのSFTS感染症例が確認されています。

　SFTSウイルスはヒトがマダニに噛まれなくても、マダニが寄生した家庭動物からヒトへ感染する場合があります。

　さらに、SFTS以外にもマダニ寄生による感染症があり、ヒトだけでなくイヌやネコなどの家庭動物にとっても危険です。

　確実なノミ・マダニ対策をおすすめします。お気軽にご相談ください。

寒い時期でもアレルギーは起こります

　暖房のために閉鎖された室内で過ごすことが増える冬季は、ハウスダストに接触する機会が増えると予想されます。

　また、少数ではあるものの、冬季に花粉が飛散する植物もあります。

　これらが原因のアレルギーは多いと言われています。

　寒い時期になってから、痒みなどの皮膚症状が悪化する症例は、上記に当てはまるアレルギーの可能性があります。

　アレルギーなどの対策もご相談ください。