体格が小さいイヌやネコは身体が弱いの?
「身体が弱い」の定義にもよりますが、先天的な問題が無いのであれば、小柄だから身体が弱いとは決めつけられません。
先天的な問題のために、他のきょうだい動物よりも極端に体格が小さい場合は、障害や病気が起こる(または、すでに起きている)可能性は否定できませんが、そうではなく、個体差(人間の「個人差」と同義)の範囲内での体格の大きい・小さいは、特に気にする必要はありません。
小柄でも、丈夫で長生きしてくれる動物は珍しくありません。
また、病気の治療や麻酔なども、小柄なイヌやネコが著しく不利ということでもありません。
他稿でも述べましたが、治療薬や麻酔薬などは、動物の体格に合わせて調節します。
具体的には、「体重1kg当たり△△mg」など、薬剤の投与量は動物の体格によって調節します。
例えば体重2kg以下の小型犬と、20kg以上の大型犬の麻酔薬の投与量が同じはずはないのですが、「小型犬なので麻酔が怖い」と言われる方は、もしかすると小型犬も大型犬も同じ量の麻酔薬を使用すると誤解されているのかもしれません。
他方、体格が大きい方が不利なこともあります。
「肥満」「大型犬種」は、体内の熱が放散されにくいと考えられ、熱中症になりやすい要因とされています。